②株のリスクについて 「新NISA元年 投資と長く付き合うために確認しておきたい3つのポイント」＜北根久之＞｜投資の基本をプロか学ぶBASE　2024.2

Summary

株式市場の過去の動きを対数グラフで振り返り、今後も大きな調整が起こりうることを示唆。金利上昇時に下落リスクが高まるため、株式のリスクを甘く見ないことが大切。

Takeaways

• 😊 日本の公募株式投信の7割近くが株式投資に集中している
• 📈 過去の金利上昇時に株価が大きく下落する局面が度々あった
• 📉 对数グラフで長期的な株価推移を確認することが大切
• 😳 株式投資のリスクを甘く見ている人が多い可能性がある
• 🤔 株式以外の資産への分散投資も重要
• 🔍 金利上昇で株価が下落するメカニズムを理解する必要がある
• 📊 企業収益や企業倒産の動向と株価動向の関係を把握する
• ⚠️ 長期的に株式リターンはそれほど高くない可能性がある
• 🤝 持ち続けることの大切さと困難さを認識する必要がある
• 💡 過去の株式市場との比較から将来への教訓を得ることができる

Q & A

このスクリプトでは具体的にどのような株式指標が分析されていますか?

このスクリプトでは、米国の株式指数であるS&P500、企業の利益、金利、倒産件数などの指標が分析されています。

利上げ局面と株式市場の関係についてどのようなことが言えますか?

過去のデータを見ると、利上げ局面で株式市場は大きく調整したことが多いことが分かります。特にITバブルやニフティ・フィフティの崩壊のタイミングがそうでした。

対数チャートとはどのようなものですか?何が違うのでしょうか?

対数チャートは、株価の上昇率や下落率を均等に表現できるように工夫されたチャートです。普通のリニアチャートだと大きな下落が小さく見えてしまう問題がありますが、対数チャートでは過去の大きな変動も適切に表現されます。

リーマン・ショック時の株式市場下落率はどのくらいでしたか?

リーマン・ショック時、米国株式市場は半分の水準以下まで56%下落しました。調整の中でもかつてないほど大きな下落となっています。

完全に回復するまでに1929年の世界恐慌で株価を購入してからどのくらいの期間がかかりましたか?

1929年の世界恐慌からの完全な回復には25年近くの期間がかかっています。つまり株価を買って損をした人が元の水準に戻れるのに25年もかかっているということです。

ドットコムバブルと1970年代のニフティ・フィフティ・ブームにはどのような共通点がありましたか?

IT関連やテクノロジー関連の先端的な名前の企業の株価が急騰した点で共通しています。また金利上昇でブームが終焉を迎えている点も似ています。

このスクリプトで示された過去10-15年間の株式市場はどのようなものでしたか?

過去10-15年間の株式市場は非常に好調で、異次元の金融緩和のおかげで株価が大幅に上昇していました。ただし過去のデータから判断すると、これは特殊なケースだと考えられます。

なぜこのスクリプトが株式投資を始める方におすすめされているのでしょうか?

株式市場には過去に大きな変動があり、想定外のリスクがあることを知っておくことが大切だからです。過去のデータを知らないとリスクを甘く見てしまう可能性があるため、始める前に過去の株式市場の特徴を理解することが重要だと考えられます。

このスクリプトから株式投資のリスクについてどのようなことがいえますか?

株式投資には想定外の大きなリスクがあり、過去には株価が大きく変動してきた歴史があることが分かります。特に金利上昇局面では注意が必要で、簡単に元の水準まで戻るとは限らないことが過去のデータからうかがえます。

株式投資を始めようと思っている人にとって、このスクリプトから何を学ぶことができますか?

株式市場の変動の歴史を知り、過去の株価推移を対数チャートで確認することが重要だということが学べます。投資を始める前に、株式投資のリスクが自分の想定している以上に大きい可能性があることを認識する必要があるということです。